みちのくの小京都として知られる
秋田・角館(かくのだて)の伝統工芸品「桜皮細工」
桜皮細工(樺細工)は、春に咲き誇る桜の木、山桜と呼ばれる木の皮(樹皮)だけを使い、独特の技法によって磨き上げて美しい光沢を出した伝統工芸品です。使っているのはヤマザクラ及びカスミザクラの種類の樹皮だけです。
どうして樺細工と言うようになったのかはいろいろ説があり、はっきりしたことは解りませんが、樺(かば)とは、もともと、すべての樹皮を意味する言葉だったようです。
桜の木の皮を使った工芸品の歴史は古く、正倉院の御物にも見受けられ、山桜の美しさは万葉集や源氏物語でも賞賛されています。
ひとつひとつ熟練した職人さんが丁寧仕上げた、技術は長い時間を得て継承され日本を代表する工芸品として親しまれています。
ロハスマルシェではこうした伝統文化の継承は今の子供たちに残してあげられる日本の財産だと思っています。