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出雲民芸「張子細工」 辰の竜 |
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古代中国では天に昇る神獣の竜は幸運の前兆に現れると言い伝えがあります。 |
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十二支の5番目辰年に登場する”竜”、中国では皇帝のシンボルとして天をつかさどる竜は古代の人々にとって雨乞いの神、水の神、海の神として親しまれています。干ばつが続くと雨乞いし、 竜が現れると恵みの雨が降ると言い伝えがあります。竜は豊穣のシンボルと同時にあらぶる荒神で人々が畏れあがめる神でもあります。邪気をはらい、五穀豊穣を願ってお正月の飾りとして、端午の節句におすすめの張子細工です。
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2012年の干支「辰年」。1年間が竜のように伸びていく年でありますように。
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2012年が良い年になるよう開運招福・厄除けに是非辰を飾ってください。
贈り物に大変喜ばれます。 |
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張子細工は、もともと中国伝来の技法ですが、大量の反故紙を使うことから、反故紙の出る京・大阪を発祥として城下町に広まりました。江戸時代に至って庶民の玩具として用いられたと言われます。
作成技法はその当時と同じで、型にそって紙を水張り、のり張りし、乾いたところでナイフで切り、中の型を取り出す。全て手作りとなります。
型の凹凸面の、のり張りには技術を要し、すべて手作業で手間暇がかかることから全国的に職人が少なくなってしまいました。
すべて手作りのため生産量は限られており、顔の絵付け等後継者の育成が急がれるということです。 |
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◆縄文時代に現れた竜蛇の文様、農耕文化の発達にともない竜は信仰の対象として崇められてきました。
◆五穀豊穣を願う人々にとって雨の恵みを、水の恵みをもたらす竜は自然の畏敬を教えてくれる特別な存在をして今も語りづがれています。
◆張子細工で首振り方がとても愛らしく、そして絵付けした顔は威厳がある竜です。 |
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